白隠禅師の健康法
立禅等に役立つと思える健康法、養生法を書いておきます。
内観の法
眠る直前に、両足を伸ばして強く踏み揃え、一身の元気を臍輪、気海丹田、腰脚足心の間に満たし、次の観念をする。「臍輪・気海丹田・腰脚足心、総にこれ我が本来の面目、面目なんの鼻孔かある」
「臍輪・気海丹田・腰脚足心、総にこれ我が本文の家郷、家郷なんの消息かある」
「臍輪・気海丹田・腰脚足心、総にこれ我が唯心の淨土、淨土なんの荘厳かある」
「臍輪・気海丹田・腰脚足心、総にこれ我が己身の弥陀、弥陀なんの法をか説く」
と、繰り返し、繰り返し妄想することです。
この妄想の効果が積もると、元気が臍下丹田から足裏に充実して来るのを感じられるでしょう。
って、この文面だと意味不明??って感じませんかね。
私はこの文そのものは使いません、ちょっと変えて使っていますけど、下半身に意識を降ろせる文であればなんでも良いように思います。
「私の臍下丹田から足裏こそが、本当の顔だって、どんな笑顔かな?」
「私の臍下丹田から足裏こそが、本当の故郷だって、どんな景色かな?」
みたいに、変えて使っています。
要は、下半身、特に足裏に意識を降ろすことが目的ですね。
それができる言葉ならなんでも良いと思います。
無理に昔の言い回しで言わなくても、というより、それでは続けることもできないでしょうから、自分が納得できる言葉でいいと思います。
ここでも、やってて気持ちいいことが基準だと思います。
正しい、正しくないは、気持ちいいかどうかで判断すれば良いでしょう。
自分の実感が判断基準ですね。簡単で楽しいでしょ??。
軟酥の法
身体が調和しないで、心身が疲労しているようなら、心を起こして次の念想をするのが良い。たとえば、軟酥という、鴨の卵くらいのものが頭の上に乗っている。
この軟酥は色も香りも肌触りも私を良い気分にする。
続いて、軟酥が溶け出して、頭・顔、喉・首、肩・腕、胸・背中、鳩尾・腹・背中、脚・足心と流れ降ると想像する。
※これも、気持ちいいことが基準です。
足の裏まで降りた軟酥は、足の裏から溢れ出して、下半身を包み込むように満たされていく。
※下半身浴をしているような、心地いい感じがすれば正解です。
また、頭上に軟酥が現れて、溶け出して、流れ落ちて・・・・・。
と、繰り返します。
なんそが、身体を洗い清めているような感じで、悪いものや邪気が溶けて流れ落ちて排出されるつもりで・・・。
この念想を気持ちよく、好きなだけ続けていいです。
※本当に気持ちいいこと、楽しいことを基準にして進めてください。 スポンサーリンク
「健康法」No.1:「健康法 坐禅 白隠」[2017/09/17 14:57:28]